「喜左衛門」は、「磨き芋」にした黄金千貫芋を原料に黒麹で醸したモロミを木樽蒸留器で丁寧に 蒸留してつくられた芋焼酎です。
焼酎蒸留器はステンレス製が主流ですが、昔ながらの木樽蒸留器は
低圧でゆっくり蒸留させるため木の香りが原酒に移り、
また杉の木樽の隙間からガスが微量ずつ抜けてまろやかで味わい深い焼酎ができます。
明治大正年間の焼酎は大変貴重だったため、より多くのアルコールを取ろう
と蒸留末期のアルコール分 の低い部分(末垂れ)までとっていました。
しかし、「末垂れ」は芋の香りがつよい反面、雑味を多く含んでいます。
「芋らしい香りは欲しいが、雑味までは必要ない。
原料処理をしっかりとした『磨き芋』なら、末垂れ まで 取込んでも
雑味は出ないのではないか?」
こだわりの製法が雑味が少なく、芋の香りが豊かな「にごり焼酎」を生み出しました。
木樽で蒸留した焼酎をそのまま詰めた香りも味も濃厚な一品です。